髙良真実クラス「文語短歌のいま・むかし入門」短歌勉強会2025年1月開講

「文語って難しそう…」そうおもっているあなたへ──歌人であり文芸評論家である髙良真実さんと、文語短歌に親しみましょう。文語短歌への苦手意識を払拭でき、短歌を楽しめる範囲をひろげる。そんな勉強会を目指しています。

【短歌勉強会の申し込みフォームはこちらです】

 この勉強会では、現代の短歌から出発してゆっくりと文語の世界を散歩していきます。けして遠い昔の言葉としてではなく、いまを表現するためのいきた言葉として文語の可能性を一緒に探っていきませんか。あなたの短歌づくりに、きっと新しい発見をもたらすはずです。

 オンラインチャットとライブを使った、どなたでも参加できるオープンな短歌勉強会ですので、どこからでも参加できます。 参加人数には限りがありますので、ご興味あるかたは早めにお申し込みください。

■講師プロフィール

髙良真実(たからまみ) @nukimidaru

1997年3月沖縄県那覇市生。早稲田大学社会科学部卒。早稲田短歌会を経て竹柏会『心の花』所属。沖縄に問いをもつ同人誌『滸』同人。短歌史プロジェクト『Tri』メンバー。2022年第40回現代短歌評論賞受賞。2023年第2回U25短歌選手権準優勝、第4回BR賞受賞。著書『はじめての近現代短歌史』(草思社)

■A短歌会 短歌勉強会の特長

 この勉強会は、創作コミュニティ「A短歌会」が呼びかけて開催している短歌勉強会のうちのひとつです。A短歌会の勉強会の特徴は、オンラインでの短歌の勉強がやりやすいような工夫がなされている点にあります。オンラインチャットや録画ありのオンラインLIVE講義を活用しながら学び、課題を提出して学びを深めます。提出物やコミュニケーションに対して、経験豊富な歌人の方に講師として参加いただきフィードバックをもらうことができます。また、主要な勉強会では参加者同士で相互評をおこなって参加者同士で学び会えるという点も特長です。A短歌会では、他の参加者の作品の感想を述べたり、ポジティブな意見交換をすることも勉強のひとつだと考えています。

オンラインであることを活かした勉強会ですので、期間中いつでも、どこからでもチャットでゆっくりとすきなだけ時間をかけて作品提出やコメントをおこなうことができるのが最大の利点となります。

■どんな人にむけた勉強会?

 文語への敷居を下げつつも、本格的な学びが得られる勉強会として準備しました。こんな方に向けた勉強会です

  • 現代短歌に親しんでいる初心者〜中級者
    • 「最近の短歌から」スタートして徐々に過去へ遡るカリキュラム構成になっているため、現代短歌から入ったほうが親しみやすいようにつくられています
    • 文語に苦手意識のある現代短歌愛好者のみなさん。短歌の文語は《なんとなく》でどうにかなります。苦手意識を払拭して文語短歌にも親しめるようになりましょう
  • 短歌創作に今取り組んでいるかた
    • 「自分自身の短歌を見つめ直す」という目標が掲げられています。まさに今短歌の創作活動に取り組んでいる方におすすめしたい勉強会です
    • 勉強会の課題として一首評を書くことが求められています。作品を深く読み解く力を養い、自身の創作に活かします
  • 短歌の歴史とその発展に興味のあるかた
    • 明治から現代までの短歌史を文語という切り口で概観できます。講師は2024年11月に短歌史の書籍を上梓したばかりの歌人・文芸評論家です
    • 口語と文語のせめぎ合い、という視点から短歌の歴史的変遷を理解したいという方におすすめです

■勉強会の特徴

  • 文語を「とても便利なもの」として位置づけ、難しいものという先入観を取り除こうとする勉強会です
  • 今から昔へ。やさしく遡る
    • 現代の短歌からスタートして、少しずつ過去の短歌に親しんでゆきます
    • いきなり明治に飛ばない。受講者に寄り添った構成となっています
  • 一方で「つまらない歌は扱いません」という講師の方針です。質の高い短歌鑑賞の場でもあります
  • 文語への不安を解消
    • 文語は「なんとなく」でどうにかなります、という安心感
    • むしろ「とても便利」な表現手段として文語を捉え、その魅力を再発見できます
  • 現代短歌創作者にとってうれしい学び方
    • 一首評を書く練習を通して、作品を読み解く力をつけることができます
    • チャットを活用することで質問機会が充実。講師からのフィードバックで疑問を解決できます

■短歌勉強会の概要と構成

 以下の概要・構成は予定であり進行状況をみながら適宜変更が加わる場合があります

■ 開催形式

  • 勉強は2025年1月スタート、6月までの6ヶ月間
  • LIVE勉強会は、月1回、1回90分、Zoomにて
  • 全6回構成
  • LIVE勉強会は、平日の夜19:30より開催予定(録画アーカイブあり)。詳細日程は参加者のみなさんの予定をうかがいながら決定します(水曜夜は髙良さんの都合が悪いとのことなので月火木金の夜、となりそうです)

■ 各回のテーマ

第1回:そもそも文語とは/評の書き方

  • 文語の基本を学ぶ
  • 一首評(感想)の書き方を習得

第2回:最近の文語短歌(令和改元以降)

  • 現在も活躍する文語短歌を学ぶ
  • 今の時代における文語表現を理解

第3回:口語と文語のせめぎ合い1

  • 1960年代以降の文語と口語の混在を学ぶ
  • 口語が増える中での文語の使われ方を理解

第4回:戦後の文語短歌

  • 1950年代〜1980年代の短歌を学ぶ
  • 現代短歌の標準とされた時期の作品を理解

第5回:口語と文語のせめぎ合い2

  • 明治期からの口語短歌の試みを学ぶ
  • 戦前と戦後の違いを理解

第6回:明治・大正年間の文語短歌

  • 与謝野晶子、斎藤茂吉、石川啄木の作品を学ぶ
  • 明治・大正期短歌への理解を深める

■ 課題サイクル

  1. LIVE勉強会講義受講
  2. 2週間以内に課題提出 (講義で扱った時代の短歌から1首選んで800字以内の感想)
  3. 講師から新たな課題(短歌)の提示
  4. 次回講義の3日前までに新課題提出 (800字以内の感想)
  5. 次回講義

※1回の講義につき2つの課題(講義後の課題と追加課題)が出されます

■ 課題提出時の特典

  • 質問も同時に受付可能
  • 簡単な質問はチャットで即答
  • 調査が必要な質問は次回講義で解説

※最終回(第6回)の課題締切のみ、講義から3週間後

■参加費

一般料金:1ヶ月あたり5,500円(税込)

A短歌会割引料金:1ヶ月あたり4,400円(税込)

A短歌会割引料金は、A短歌会参加者限定の特別料金です(A短歌会の参加は無料です)。
すでにA短歌会に参加している方はもちろんのこと、この勉強会参加を機会にA短歌会に新たに入る、という方もこの特別な割引料金の対象となりますので、ぜひこの機会にA短歌会へご参加ください。

スタート時に6ヶ月分一括払いのみとなります。6ヶ月間一括で、一般料金は33,000円、A短歌会参加者向けの割引料金は26,400円(税込)となります。お支払い方法は参加希望のご連絡をいただいた方に直接お知らせします。勉強会開催までにお振込みください。

■参加方法

 参加希望者は、専用のフォームよりお申し込みください。人数制限がございますので、おはやめに。A短歌会に未登録の方は、勉強会申し込み時にA短歌会にも登録させていただきます(登録無料の短歌をテーマとしたオンライン創作コミュニティです)

【髙良真実クラス「文語短歌のいま・むかし入門」勉強会参加登録フォーム】

■お問い合わせ

この勉強会に関して不明点があれば、呼びかけ人の深水( @fukamie )にDMもしくはメールで tankazine@gmail.com までご連絡ください。


次世代短歌プロジェクトA短歌会

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