次世代短歌について
短歌を生きがいに
——次世代短歌は、短歌文学を私たちの身近に引き寄せ「安心」して「楽しみ」ながら生涯「継続」できる創作の空間をつくりたいと考えています
次世代短歌は短歌文学を生涯の楽しみとし、安心して取り組める場はつくれないだろうかという考えのもと2022年にスタートしたプロジェクトです。結社ではありません。歌歴、歌風、所属をこえ短歌を愛する方であればどなたでも参加できる、ネットのコミュニティです。初心者でもプロの方でも無料で参加できます。出入りは自由です。
集まった短歌表現者のみなさんと一緒に安心して創作に没頭できる場と環境をつくりたい。そのために短歌文学をもっと私たちの近くに引き寄せ、身近なものとして楽しめるものにしたい。それを第一の目標として、活動をしています。
【次世代短歌会の参加はこちらから。参加に費用は必要ありません】
安心して創作できることの大切さ
呼びかけ人の深水です。
私はこれまで、デジタルメディアの編集長や創作者プラットフォームの開発・運営者として、多くの表現者のみなさんたちと関わってきました。その中で、創作に懸ける情熱が心ない言葉によって傷つけられ、大切な才能が失われてしまう場面を何度も目にしてきました。私自身にとってとてもつらく忘れられない経験です。
創作はときに自分自身を曝け出す勇気が必要でそれはとても繊細ないとなみです。それらが傷つけられることがあってはならないですし、これ以上創作をあきらめる人を出したくない。この状況を、みなさんの知恵を集めて良くしていきたいと考えています。
ネットは創作活動の可能性を広げるすばらしい場です。しかしその自由さゆえに、悪意がダイレクトに届き、創作者を苦しませ、時には活動をやめさせてしまうという悲しい現実があります。この状況を「仕方ない」と考えるのではなく、少しずつでも変えていきたい。そして創作者が安心して作品づくりに没頭し、自分らしく表現できる空間をつくりたい。このことを次世代短歌会の目標の冒頭に掲げているのは、そういう理由です。またこれは短歌だけではなくあらゆる創作に共通する話だと考えています。ひとりでは難しいですがみなさんの知恵と力を合わせれば実現できるとおもってます。どうすれば表現者が安心して創作できる空間をつくれるのか。そして、その空間をどうすれば継続できるのか。みなさんと一緒に考え、少しずつでも形にしていきたいと思っています。
あなたの声や経験が、このコミュニティをより良いものにする力になります。ぜひ力をかしてください。
(呼びかけ人 深水英一郎)
次世代短歌がめざす「こうなりたい3つのこと」
- もっと楽しみながら続けられるために:人生の楽しみとして短歌を続けていくためのノウハウや知恵を蓄積し共有する場になりたい
- もっと安心して創作に打ち込めるように:短歌が好きな人どうしで安心して創作に熱中できる場でありたい
- もっと短歌ファンをうみだすために:短歌の魅力をより多くの人に伝え、もっともっと多くの短歌ファンをうみだす知恵を集め、実践したい
次世代短歌コミュニティ「3つの方針」
以下のような場作りを目指し創作コミュニティを運営しています。
- 安心:創作者が安心して作品づくりに集中できる場
- 仲間:創作者にとって有益な情報が集まり、ともに学びあえる仲間がみつかる場
- 失敗の歓迎と称え合い:たとえ失敗しても称え合い、あたらしい表現に挑戦しつづけることができる場
これらに賛同いただける方であれば歌歴、歌風、所属をこえてどなたでも参加できます。
短歌勉強会も活性化しています。また、次世代短歌のコミュニティの中から、あたらしい同人活動や、出版物の発表といった創作の輪が拡がっています。
オンラインコミュニティを活用した創作に興味のある方、参加をご検討ください。よりよい短歌文化の発展に貢献するとともにこれらの活動のなかから次世代を担うあたらしい才能がうまれたらうれしいと考えています。
関連媒体
コミュニティ
次世代短歌プロジェクト全体像
次世代短歌ブログについて
関連して複数の企画がおこなわれており、SNS等をつかってお知らせをしています。ところがSNSだと一度情報が流れていってしまうと、後からみたときに全体像がつかみにくいという難点があります。その欠点を補うため、このブログではとにかくシンプルに(アイキャッチなしでもよいので)お知らせしたい主要な内容を、時系列で淡々とアウトプットしていきます。参加者・読者のみなさんは、ときどきここを眺めていただくことで、きっと全体像を掴んでいただけるとおもいます。そんなことを狙いとしたブログです。