「#AI短歌ソング」——短歌をもとにした楽曲作品募集を開始します
投稿募集のXポストを引用リポストする形で投稿お願いします!
企画ハッシュタグは「 #AI短歌ソング 」です(記事の最後に投稿方法の詳しい説明があります)
次世代文学・次世代短歌、声かけ人の深水英一郎です。
「週刊AI創作」というSNS投稿でつくる週刊メディアはじめました。AIと共創したイラスト、音楽、短詩、短文学、小説などの投稿をお待ちしています。AI創作に興味のある方、みなさんお誘いあわせの上、ご参加ください!
今回は、週刊AI創作の企画第一弾、ということで、音楽生成AIを使った企画です。あなたの短歌が一首あれば、2分ほどの歌つき楽曲が簡単につくれます。そこでうまれたあなたの「短歌ソング」を投稿してください!

■短歌+音楽生成AIで、短歌ソングをつくる
昨年末、音楽生成AIの「Suno」がすごく楽しくて少し時間を使っていじっていたのですよね。わたしは普段から短歌を作っていますので、自作の短歌を使っていい感じの曲をつくれないかなと試行錯誤してました。そのときの楽曲は最後に紹介しますが、そこで気づいたのです。
短歌と生成AIとシンプルなルールで、めっちゃいい曲できる! ってことに…
で、あまりの忙しさにしばらくそのことを忘れていたのですが、先日できた「短歌企画部」のコミュで、音を使った短歌企画の案出しをしていたときに、そういえば!と突然思い出し、そのことを短歌企画部のみなさんにお話をしたら、実際作ってみてくださった方がいて。やっぱしこれもなかなかいい曲だったわけです。
実は昨年Sunoで短歌を使った曲をつくってみたときに、これは短歌や短詩をやってる人たちにめちゃくちゃ流行るぞ!と鋭い予感がわたしの中で走ったのですが、振り返ってみると、まだそんなに作っている人がいません、いまだに。僕がしらないだけかもしれませんが、あまりいないような気がします。なんでだろう。
毎日文学の投稿作品でSunoの楽曲を少しみかけるのですが、それでもそんなに数はないように思います。不思議だなあと思ったんですが、短歌企画部の人たちと話していて、はっと気づいたことがあります。
私は普段からAIツールを試しまくってるので、まったくなんとも思ってなかったのですが、はじめての人からしたらSunoは難しそうにみえるのかもしれない。じゃぁ音楽AIでの楽曲づくりの導入となるような説明を書いてみたらよいのではないだろうか……。
というわけで、今回簡単な手順で短歌を楽曲にする方法を、できるだけわかりやすくお伝えしたいと思います。
最初の一歩を踏み出せたら、あとはみなさんそれぞれ自分でプロンプトを改良していって、それぞれの自分なりの楽曲の作り方を編み出せると思います
そして、できた楽曲は、ぜひこの #AI短歌ソング 企画に投稿してください!投稿は、AI短歌ソング募集のXポストに「引用リポスト」の形でSunoの楽曲を投稿してもらうだけです。
■超簡単AI短歌ソングの作りかた
ではまず Suno AIにアクセスして、アカウントを作ってください。

Sign Upを選んで、いつものアカウント作成。Googleログインとかにしておけば間違いないですよ!

■早速、短歌ソングをつくってみよう
Sunoのアカウント作成ができたら、準備するものはひとつだけ
「あなたのオリジナル短歌」
です。
それでは早速、SunoのCreate画面を開きましょう

まずは楽曲のスタイルをざっくり指定
まずはあなたの作りたい楽曲のスタイル(ジャンルや曲調)を指定します。最初はjazzとか、electronicとか、ambientとか、自分の好きな音楽のジャンル名をシンプルに書き込むだけで十分です

例えば「acoustic electropop」と指定してみます。
acoustic electropop
次にあなたのオリジナル短歌を使って歌詞の指定をします。ここでは「短歌」を2回うたう形で指定します。以下のサンプルプロンプトでは、私の短歌をサンプルとして入れていますので、これをあなたのオリジナル短歌に差し替えてSunoのLyrics欄に入れてください。
[verse]
「振ってからお飲みください」振ってたらどんなおいしさだったんだろう
[chorus]
「振ってからお飲みください」振ってたらどんなおいしさだったんだろう
[outro]
[end]
ちなみに私の短歌は「著作権フリー(著作権を放棄)」にしていますので、そのまんまコピーして楽曲にして公開してもらってもOKです。自分のオリジナル短歌の準備をしてないけど、取り急ぎ試してみたい、という方はご自由にどうぞ。
■楽曲をつくる(Create)
StylesとLyricsの欄を入力を終えたら、あとは「Create」のボタンを押すだけです!

すると、2曲、楽曲が生成されます。生成が完了すると、アイコンの上に楽曲の尺が表示されます。生成途中でも楽曲再生をはじめることができます。アイコンは、歌詞の内容から自動的に画像生成されます。

こちらが、楽曲の再生画面です。Createのたびに違った雰囲気の曲が生成されますので、いいなと思ったら、Likedアイコン(親指を上に上げているアイコン)を押しておくと、後で探しやすくてよいです。
楽曲は多少修正できますが、基本は楽曲まるごと生成して、よかったらとっておく、ダメだったら捨てる、の繰り返しです。あっという間に大量の楽曲でワークスペースがいっぱいになりますので、どれがよかったか、マメに記録しておくほうがよいです。
Sunoは曲の最後が急に終わっていたり、間延びしていたりすることがありますので、楽曲の最後のところがいい感じになっているかは必ずチェックしたほうがよいです。

■こんな感じの曲ができますその1
以下の動画は、Sunoで生成した楽曲に画像を入れたものです。(わたしはSunoの有料版を使っていますが、無料版も同じです)
■楽曲のジャンル・曲調を変えてみたい
自分で「これだ!」という音楽ジャンルが決まっているのであれば、Styles欄にそれを書けばいいのですが、まだそれが決まってない場合は、Exploreページに行けば、さまざまなジャンルの楽曲を試し聞きすることができます。サイドバーからExploreを選択してください。

こちらがExploreページです。右側に音楽ジャンル名がゆっくり回っているので、気になるジャンル名をクリックしてください。すぐさまそのジャンルの楽曲が再生されます。右側のジャンル名はマウスホイール(スクロールさせるときにつかう、ぐるぐる回す部分)を回すことで早くまわしたり戻したりできます。
いいなと思うジャンルをみつけたら、ジャンル名をメモしておいて、それをStyles欄に入力するだけで、楽曲の雰囲気を変えることができます。複数のジャンルを並べて書くこともできます。

■前奏を入れてみる
次は意図的にしっかりめの前奏を入れてみましょう。
せっかくなので、まったく違う雰囲気になるようにStyesの指定も変えてみます。
Fire, 16-bit, Rap, Miku voice, Vocaloid, math rock, j-pop, hyperspeed dubstep
さて、前奏をしっかり入れるように明示するには[intro]タグを利用します。この、Lyrics欄に記入する角括弧[]で囲んだものは「メタタグ」と呼ばれます。ちなみに生成AIによる楽曲生成ですので、指定しても「なんとなくそうだな」ぐらいの違いしか感じない場合もあります。あくまで、メタタグを書いたら、そうなるように「影響を与える」ぐらいの認識のほうがよいかも。
例えばこんな感じです。
[intro]
[verse]
ゲーマーの
すべての機器は光るのに
ゲーマーだけは
はっこうしない
[chorus]
ゲーマーの
すべての機器は光るのに
ゲーマーだけは
はっこうしない
[outro]
[end]
こちらの短歌もわたしが作ったものですので、著作権フリーとなっています。そのまま貼って音楽生成して、どこかで使ってもらっても構いません。
楽曲の基本的な構成を伝えるタグは例えばこんなものがあります
タグ | 用途 |
---|---|
[Intro] | 楽曲の冒頭部分 |
[Verse] | 楽曲の主旋律部分 |
[Chorus] | サビ |
[Hook] | 楽曲のキャッチーな部分 |
[Bridge] | 楽曲後半の展開部分 |
[Outro] | 楽曲の終了部分 |
[Drop] | 主にダンスミュージックで使用される、エネルギッシュな部分 |
[End] | 終わり |
他にもタグはありますので、「メタタグ Suno」などでググるか、AI検索などを使って、最新の情報を確認しながら試してみてください。歌声のスタイルや特徴を指定するタグや、楽曲の雰囲気・感情を制御するタグなどがあります。Sunoのメタタグを詳しく扱ったページもあります。
■読み方の調整
Sunoはときどき、言葉の切れ目が変だったり、漢字の読み方を間違えたりします。
生成してみて、言葉の切れ目の位置が変だなと思ったら、区切って読んでほしい部分に改行を入れてみてください。
また、漢字の読み方を間違える場合は、ひらがなで記述するようにしてください。
準備できたら、Createボタンを押して、楽曲生成しましょう。

■こんな感じの曲ができます2
楽曲構成を指定するメタタグ
■Xで公開してみよう
シェアリンクURLをXに書く方法
縦三点リーダー「︙」アイコンで表示されるメニューから、「Share」>「Share to…」を選択すると、その楽曲をシェアするためのURLが表示されます。そのURLをXにコピペする方法です。
読者側は、リンクをクリックしてSunoのサイトに移動してから再生する、という手順になるので、読者目線だとやや手間がかかる方法です。

Sunoから動画をダウンロードする
Sunoが生成した動画をダウンロードすることができます。これはProプラン(有料プラン)の機能となります。Freeプランの場合は動画ダウンロードはできません。
ダウンロードしたファイルを、Xにアップロードすると、Xのポスト上で直接再生できます。読者からみると、非常に聴きやすい方法です。
Sunoから楽曲ファイル(mp3ファイル)でダウンロードする
音声ファイル(mp3ファイル)でダウンロードして、それを自分で動画に加工し、Xにアップロードすると、見た目も自分でコントロールできます。Xは現在、音声ファイルのアップロードできません。Xにアップロードする場合は、動画にする必要があります。また、動画編集ソフトなどを使って動画加工する作業が必要となります。気軽さはなくなりますが、短歌のテキストを動画に入れることもできますし、動画加工ができる環境があるのであれば、おすすめの方法です。
Sunoでpublishする(Suno内での公開)
縦三点リーダー「︙」アイコンより「Publish」を選択します。Publishすると、Suno内で公開がおこなわれます。

帰属表示について
Suno AIのFreeプラン(無料プラン,BASICプラン)の場合、Xなどで公開する際、Suno AIで作ったということを明記する必要があります。「Sunoで作成」「Created with Suno」といった形でクレジット表記してください。URLつきで「この楽曲はSuno(https://suno.com/)で作成しました」と表記すればなお良し、です。
Proプランは生成した楽曲の所有権・著作権はユーザーに帰属する、となっています。クレジット表記は任意で公開の際「Sunoで生成した」ことを明記する義務はありません。
オリジナル歌詞の権利は本人のもの
Suno公式サイトFAQより:

Q: 自分で歌詞を書いた場合、Sunoに投稿した後も自分のものですか?
A:はい。Sunoのどのバージョンを使用しているかにかかわらず、あなたが作成しSunoに入力したオリジナル・コンテンツの所有権および権利はすべて、あなたに帰属します。
■AI短歌ソング企画、投稿の方法
Xで「AI短歌ソング」募集のポストをおこないますので、そのポストに対して「引用リポスト」で投稿してください。この投稿企画のハッシュタグは「#AI短歌ソング」です。
例えばこんな感じです。短歌ソングに使ったあなたの短歌を紹介しつつ、「#AI短歌ソング」のハッシュタグを入れて投稿してください。Freeプランの場合は「Sunoで作成」と一言入れましょう。

上記はあくまで一例で、自由に書いてもらって大丈夫です
AI短歌ソングを作ってみました!
ゲーマーのすべての機器は光るのにゲーマーだけは発光しない/深水英一郎
[Sunoのあなたの楽曲のURL]
Sunoで作成
#短歌 #AI短歌ソング
みなさんの投稿を楽しみにしています!